阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2011年 01月 29日

無添加和紙をつくる-楮かしき

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自然素材の家づくり
木のいえ設計室くわくわ

住宅から、紙の素材が消えてしまっています。
和室がなくなることで、ふすまや障子紙がなくなり、畳も使うことが
極端に減ってしまいました。

ビニールクロスが当たり前になってしまって、久しい日本の住宅。
でも、やっぱり、和紙の持つ雰囲気や、明かりを柔らかく家に取り込む
魅力は捨てがたいのです。

今、計画中の店舗に使用する予定の無添加和紙を作っていただく小川の
紙すきの工房で、材料になる楮の皮をひく、楮かしきのお手伝いに行って
きました。

楮は、工房脇の土地に植えられています。
枝目をつけないために、芽かきの作業がありましたが、それには参加でき
ませんでした。

今回、29日、30日の二日間で、ボランティアが参加して今年漉くため
の楮かしきをします。
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長さを揃えた楮の枝を、大きな釜で2時間半ほど、蒸します。
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蒸し上がったら、水を撒いて、皮と枝を剥離させ、はがしやすくします。
一本一本、手ではがしていく作業を昔は農家の冬の仕事として、専門の
方がいたのですが、和紙のニーズの衰退、西洋紙の供給がひろがって、
すっかりすたれてしまったそうです。
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高級な和紙を作るためには、さらに表面の黒い皮をナイフなどでこそいで
材料に作るそうです。
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今日、一日の作業の成果。
参加者は、久保商店さんから3名、ボランティア7名でした。

この楮は無添加の和紙を作るためなので、材料が腐敗してしまわないように
冬の間に紙に仕上げなくてはなりません。

習字用の和紙としてだけではなく、私は、建築の中で出来るだけ
利用させていただければ、と思っているところです。

手間のかかる、無添加和紙の仕掛人は、小川町のNPOを主催している
高橋ゆうこさん。小川の紙すきを続けている、久保商店さんを応援したい、
という所から、いままでと違う視点での発想です。
高橋さんから、無添加和紙を作ります、という連絡をいただいて、本当に
嬉しく思いました。

材料から、作り手まで、分かっている所から直接分けていただけることは
シックハウスの方の住環境では、とても大切なことだからです。

今後も、様々な過程に参加して、少しでもご苦労を共有しながら、
和紙の技術の継承に、協力させていただきたい、と思っています。

使用方法として、壁紙の代わりに、コンニャク糊などを使って、
住空間に使ったり、照明、スクリーンなどです。
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by kuwakuwa39 | 2011-01-29 23:07 | 健康に暮らす | Comments(0)


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