阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2011年 02月 16日

小川和紙 無添加和紙づくりー2

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安全な素材で家づくり
木のいえ設計室くわくわ

前回、楮かしきに参加した小川町の無添加和紙づくり。
今回は、紙すきの材料づくりの見学に。

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木灰は、広葉樹の間伐材の灰を使って、アクとりをします。
アクとりとは、楮を煮る際に使う液を作るための行程ですが、灰を
お湯に入れて、しばらく加熱します。

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アルカリの強い液体で、さわってみると、とろとろです。
これを荒目、細目と段階を踏んで濾します。

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楮は、前回皮を向いた後、表面の黒い表皮をさらにナイフでこそぎ
落としたものを乾燥させたものを、水にさらしておきます。
日光にあてることで、自然に漂白されて、いきます。
漂白剤を使った紙は、時間が経つと黄ばむのですが、無添加和紙は、時間
が経つと白くなる、というのは、陽にさらされるためということが分かります。
冬の時期、材料を雪の上でさらす方法もあるとのこと。

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思わず、『きれい!』と叫んでしまった、漂白された楮。
これは、塩素漂白で、真っ白い紙を作るための材料。
白いことがきれい、という頭の構造、洗剤メーカーの広告に毒され
ているのかなあ。
ちなみに、うちは石けん洗剤で、まっ白にはなりませんが。

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とろろあおい。小川で作っています。
とろろあおいは、紙すきの際の作業性を上げる、素材に粘性を持たせる
ための素材です。

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叩いて、繊維をほぐし、水につけると粘液が。
この、とろろあおいを保存するのが難しく、無添加和紙の場合は冬の間だけ
しか漉く事が出来ません。

和紙、といっても、現代は殆どがタイやフィリピンからの楮やガンピという
ものが材料の主流。

今回の無添加和紙を復活するきっかけは、小川町の生活工房「つばさ・游」 の高橋さんが
小川和紙(細川紙)の後継者久保商店さん に提案して実現したといういきさつがあります。
伝統的な技術を残してほしい、そのためにはニーズがないと、継続がむずかしいです。

建築の中でも、壁紙、建具、照明、間仕切り、などなど和紙を利用してほしいと
思います。
私は準備中の店舗の内装として、使わせて頂こうと思っています。

和紙はセルフ施工にとても適した材料でもあります。
和風にも、モダンな雰囲気にも作ることは出来ます。

近いうちに、壁紙に和紙を貼るワークショップを開く予定です。

18日は、いよいよ紙すきです。
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by kuwakuwa39 | 2011-02-16 12:22 | 健康に暮らす | Comments(0)


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