阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2015年 02月 25日

奇跡の杉

「奇跡の杉」
船瀬 俊介著

この本を読んだことはありますか?

先日お会いした、伊藤好則さんが愛してやまない杉のことについて
書かれています。

伊藤さんの杉とのご縁は、伊藤 好則さんのご著書
「樹と人に無駄な年輪はなかった」
を読んで頂きたい。

伊藤さんと同じ位、杉に魅せられた人がいます。

埼玉県狭山市で加藤木材を営む加藤さんです。

加藤さんとの出会いも、天然住宅立ち上げの頃でした。
ものすごい乾燥機を作った人がいる。
そう聞きつけて、板橋の伊藤さんの事務所を
訪ねたのはもう6年程前のことになります。

日本の杉の山をなんとかしなくて
という気持ちで、模索中だった加藤さんが、伊藤さんの開発した愛工房の
中の黒芯の杉の板を見て、ただでさえ大きな目をさらに見開き、言葉を失くして
いたことを、今でも思い出します。

ホームページには、加藤さんの杉への「愛」が詰まっています。
加藤木材




愛工房で、杉の芯である黒い部分、赤い部分を乾燥させた時、その木は杉本来の
精油が豊富な艶のある美しい板になります。
加藤さんは、これらのなかなか乾燥の難しい素材が愛工房に入るとすばらしい素材に
なることが半信半疑だったと言います。

なぜそんなに早く乾燥するのか?
低温であるにもかかわらず?
なぜ角材は内側から乾燥するのか?

伊藤さんの分析、実測結果、データを、加藤さんなりの仮説で解いてみたり。
そうして、愛工房で乾燥した杉を「香杉」として販売することになった訳です。

お二人ともに、愛工房に抱かれた杉の木たちが、乾燥された他のものとは違う力を持って
いることを伝えます。

ではそれはどういうことなのでしょうか?

私は大工、設計者として家の空気質にとてもこだわってきました。
そして、埼玉で伐採された杉、関東近県の木材を出来るだけ使うようにしてきました。
肌に優しく、心に柔らかな無垢の国産の木材を使わせていただいてきました。

その中でも、杉の木は構造だけではなく、内装材として壁、床、天井、と使ってきました。

東京のマンションのリフォームのご依頼をいただいた時、加藤さんに工事を依頼して、
愛工房の杉を使ってのリフォームをお勧めすることにしました。

お体の弱かったお嬢さんが、少しでも元気になっていただきたかったからでした。

テーブルや家具も加藤さんにお願いして、香杉で作ってもらいました。
毎日肌に触れるものだから、本当に良いものをと。

当時、うかがったお話では、お嬢さんの状態が今までと違うということでした。
状態が上向いている、と。
お仕事をさせていただいて、こういうご報告をいただくことが一番うれしい。

それは子どもたちでも、ご高齢の方でも同じです。

なぜ体調が良くなるのでしょう?

愛工房の乾燥室に入ると、まず呼吸がとても楽になります。
杉の香りがすーーっと肺に入ります。
鼻腔が広がる、という感じもあります。
一緒に乾燥室にいる杉の木たちが、愛工房の中で気持ち良く過ごすのと同じように
人間もその恩恵に浸っている感じ。

杉そのものが放つ成分なのでしょうか?
乾燥室の中に秘密があるのでしょうか?

サラサラの汗が出る。ということも不思議でした。
岩盤浴をすると、同じようにサラサラの汗が出ますね。
身体に無理のない水分の移動が、暑くてかく汗とは違うものになっているのでしょうか?
成分の分析をしてみたら、面白い結果が分かるのかもしれません。

生命のあるものに触れると人は元気になります。
無理なく、嘘なく、自然に。
だから、森林浴をしたり、木に抱きついたりしたくなるのでしょう。

我が家は、宮崎の諸塚村の杉の木を頂き、床に張っています。
壁には漆喰を塗っています。
熊本に移り住んで、風邪をひいたのは2回。
あとは元気に暮らしています。
生きている木のおかげでしょうか?

もっと木を。もっと杉を。

山も元気に、人も元気に。

大切な日本の財産です。
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by kuwakuwa39 | 2015-02-25 22:42 | 健康に暮らす | Comments(0)


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