阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

kuwakuwa39.exblog.jp
ブログトップ
2015年 04月 06日

家づくりって面白い

おしゃれに暮らす?木のいえ設計室くわくわ




家づくりは本当に面白い。

十年程前、茨城県のある村に土地を見つけ自宅を建てようとしていた時期があった。
農地だったので、転用手続きを自分で申請するために図面を描き始めた。

そこではたと気づいたこと。

一体、私はどんな家に住みたいのだろう?と。

私はヨーロッパにみられる、数百年以上前に建てられた、古いレンガや石づくり、しっくいの壁、木の窓、草むした屋根など、写真を見てはほれぼれする。
こんな家に暮らしたい!

でも、とても残念なことに、こんな家は日本では建てることができない。
地震の多いこの国で石造りやレンガ造りの家は無理。
屋根は燃えない材料で葺かなくてはならないから、木の板などは無理。
雨が多いから木の窓は無理。

と、自動的に諦めてしまう。

結局、その時に描いた家は実現することがなかった。


3年前、阿蘇に小さな家を見つけリフォームして暮らすことを決めた。
床は杉板、壁はしっくいだが、家自体は日本家屋そのもので、外壁はまだ手つかずの
ボロ家状態。

それでも、キッチンを自作した時、こだわったのはシンクと水栓だった。
日本のメーカーの水栓は色気がない。
海外のメーカーの水栓は高すぎる。
それでも、とにかく取り付ける必要があるからオーソドックスなキッチン用水栓を購入した。
でも、なんとも取り付ける気持ちにならない。
わくわくしないのだ。

水栓でわくわく?
なにを言っているの?

と思う方はスルーしてください。

ドアの把手や鍵の形、素材。
建具の引き手や紙。
キッチンのカウンタートップ、タイル、水栓。

壁の塗り具合や混ぜるワラの量。

すべてが暮らすためにわくわくできる素材になるのだ。

ひとつひとつを吟味して、探して、なければ作ったり、ネットで探しまわったり。
時には蚤の市に出向いてみたり。

そういうことにわくわくできることも、家づくりの面白いところ。

かくして、私は価格も形もちょうどよいと思ったIKEAの陶器のシンクと、水栓に決めた。
使いやすいし、かわいらしいのが気にいっている。

キッチンはシステムキッチン、浴室はユニットバス、洗面台は洗面化粧台。
工務店、ハウスメーカーの家づくりは、カタログから選ぶ。

設計士は、本当に何が必要なのか、施主ととことん語り合う。
オリジナル洗面台もキッチンもタイルのお風呂も、そういうところから生まれてくるのだ。

あまりにも画一的な家づくり。

もっと、わくわくしませんか?

a0107578_2345295.jpg

[PR]

by kuwakuwa39 | 2015-04-06 23:45 | 素敵に暮らす | Comments(0)


<< シラスの左官壁      家づくり、自分で作る?ーその... >>