阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

kuwakuwa39.exblog.jp
ブログトップ
2016年 08月 13日

8月13日の熊本

明日で、熊本地震全震から4ヶ月になります。

a0107578_16563635.jpg

a0107578_16561654.jpg

南阿蘇村では、2度の地震にも建ち残った家が、引き続いた大雨の後、土石流で
山から大量の岩や木材、土が流れ、埋もれたり、倒れたりした家屋も多い。


最も被害家屋の多かった益城町も西原村も少しずつ仮設住宅も建ち、避難所からの
移動も進んでいるようです。

ただ、仮設住宅はあくまでも仮設住宅。
2年を限度に退去することが条件の入居です。

高齢者の多い地域ということもありますが、あらたにローンを組んでの新居建設に踏み
きれる方は、実際には被災者のごく一部ではないか、と思います。

実際に全壊という罹災証明を受けても、新設する以外の方には見舞金も出ない、と聞き
驚きました。
また、公費で解体が出来るとはいうものの、業者が不足していて、いつまでも新しい
スタートがきれない、というお話もあります。

ある全壊判定を受けた住宅のご夫婦からお話をうかがいました。
ご主人にとっては、生まれ育った、思いで深い家。
全壊、解体、と言われても気持ちはすぐには切り替えられない、と。

見舞い金や、地震保険で受け取る範囲で建て替えられる住宅は、これまでのような家とは
大きく違います。広さも木材も格段の差です。

それでも、子世代に迷惑はかけられない、と500万円程度でなんとか建てられる家を
考えている、と言われました。

改修する場合には、見舞い金も出ないというのは本当でしょうか?
これまでの家を大切に補修、補強して暮らすことができれば、有意義だと思うのですが。

応急危険度判定とは別に、被災度判定、補強、補修プランの提案など、設計者ができる
お手伝いはこれからかもしれません。

選挙、都知事選、五輪と、あっという間に、熊本地震の報道も減ってしまった、と関東の
友人から聞きました。

毎日、暑い中、全壊判定の家の片付けをし、なんとかそこに暮らし続ける努力をしている
高齢者がいます。

地元を遠く離れ、転居した仮設住宅で不便な暮らしを余儀なくされている家族がいます。

どうか、熊本を忘れないでください。
明日は、みなさんの地域が被災地になるかもしれません。

決して、他人事ではないから。



気持ちよい家木のいえ設計室くわくわ



[PR]

by kuwakuwa39 | 2016-08-13 17:04 | 熊本地震 | Comments(0)


<< 熊本地震を経験して、家づくりを考える      東京の家づくり 8 オリジナル洗面台 >>