阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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カテゴリ:シックハウス( 6 )


2011年 03月 01日

公共施設と化学物質過敏症

木のいえ設計室くわくわ

今日、新所沢に新しく出来た公民館に出掛けました。
近々、会議室を使いたいと思って、申し込みをしに。

1年程まえまで、同じ場所にあった公民館は、なかなか味のある
建物で、確かに古かったけれど、なつかしさの残る、良い空間でした。

所が、えらいことに、この新しい場所が新建材の臭いで充満。
20分ほどの滞在中に、目は痛くなる、頭が重くなる、気持ちが悪くなる。
もしもあれ以上、長い時間滞在をすればおそらく、吐き気や頭痛がはじまった
と思います。

事務の方がマスクをして、目を真っ赤にしていたので、目がちかちかして
痛く無いですか?とうかがったら、涙が出て困ります、ということ。
花粉症かアレルギーかと思っている。というので、おそらく建物が原因の
症状だと思いますよ、と話しをしました。

実は、半年程前、所沢の街に出来た新しい図書館を訪ねた時にも同じ経験
をしています。
駐車場を降りた所から、もう臭いが充満。エレベーターはさらにひどくて、
早々に退散したことがありました。

私などは、20分の滞在で、具合が悪くなればその場所を離れることが
できます。でも、仕事で通っている人にとって、離れることができません。
こういう空間はシックビルディングの原因になります。

どこかにでかけて、具合が悪くなる。でも、その場所を離れると
その症状が軽減されるとしたら、それはシックハウス、シックビルディング
シックスクールという症状です。

そして、そういう空間に長いこと滞在し、暴露時間が長くなればなるほど
化学物質過敏症を発症する可能性が高くなってしまいます。
そうなると、場を離れても、他の物質に反応するようになり、前のような
身体の状態に戻すには、大変な時間がかかります。

あれ?と思ったら、あきらめないで、行動してみてください。

シックハウス、シックビル、シックスクールの症状
・目がチカチカする。涙がでる。目やにがでる。
・頭が重い、頭痛がする。
・吐き気がする。胃がむかむかする。
・咳がでる。呼吸が苦しい。ヒーヒーという。
・イライラする。落ち着かない。

こんな状態になったら、外に出てしばらく過ごしてみてください。
少しずつおちついてきて、再度同じ場所に戻ったら同じ症状が戻る場合は
空間に原因があるかもしれません。

・医師の診断をあおぐ。(シックハウス、化学物質過敏症の診断が出来る病院)
・原因空間にいなくても良い方法をとる。
・自分の症状を訴えて、室内環境の調査をしてもらう。
・保健所に相談する。

解決するためには、その空間の内装に原因があることが多いので
・リフォームをする。
・化学物質を軽減する薬剤(自然素材)の塗布を依頼する。


以上が難しい場合、活性炭入のマスク、ゴーグルを着用する。
症状が出た人が特別なのでは、ありません。
出ない人がおかしい、と私は思っています。

症状が軽いうちにどうぞ手を打ってください。
子供達には、さらに気を配ってあげてください。

学校での耐震改修時に使われる、塗料、校内で使われるワックス、トイレに
いまだに使われている、防臭ボール(臭いボール)。

私は、市役所に連絡をして、是非公民館の空気質調査をしてほしいと
依頼しました。
税金を使って作られる建物が、市民の健康を害してしまうのは、もっての
ほかです。

市からの連絡をまってみましょう。
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by kuwakuwa39 | 2011-03-01 21:08 | シックハウス | Comments(0)
2011年 02月 20日

『ミツバチからのメッセージ』

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シックハウスにならない家づくり
木のいえ設計室くわくわ

数年前から問題になっていた、ミツバチの大量死を通して、化学物質、農薬の問題を
具体的に指摘しているドキュメンタリーです。

建築家の立場として、あらためて怖い、と思ったのは、
シックハウス法と称して、建築基準法で規制されたクロルピリホス、とホルムアルデヒド。
そのうち、クロルピリホスは、有機リン系の防蟻処理剤として使用が禁止されました。
その変わりに使用されてきたのが、ネオニコチノイド系の薬剤。

シロアリ駆除剤
アセタミプリド=モスピラン、マツグリーン、イールダーSG、アリベル
ジノテフラン=スクータル

これは、おそらく、住宅の土台、柱材などに塗布されていると思われます。
以前、クロルピリホスに規制が出来る前、シロアリ駆除剤のために化学物質過敏症を
発症する人が多く、問題になり、使用禁止になった経緯があります。
住宅に使用される農薬の、最も人が影響を受けやすいものといえます。

建築基準法に規制が出来た後も化学物質過敏症、シックハウスは一向に減少する気配
がなく、増加していることが、このことからもよく分かります。

1990年ころから使われ始めた、ネオニコチノイド系の農薬は、防虫剤、殺虫剤として
あらゆる場面に使われていて、しかも植物に浸透し、25日間もの間効果を持続する。
要するに、残留する。

しかし、収穫物の残留濃度を測定する機関、設備が日本にはまだない。
その恐ろしさを訴えて行きたい、と元全農の検査機関にいた養蜂家が語っています。

昆虫、ミツバチが死ぬ、ということが、生態系の一番上にいるヒトに対して、どれほど
の影響をもたらすか、解析出来ない今の時点で、使用することが果たして良いことなのか?

神経系に作用する、ネオニコチノイド。
乳幼児、胎児には特に、注意が必要です。

日本の基準値は、EU基準の300から500倍。アメリカの100倍。
すでにEU諸国では使用が禁止されている所もある、この農薬を、使い続けるのでしょうか?
消費者である、私達も、農業を営む農家も、建築に関わる人々も注目していくべき
時が来ていると思います。

DVDは、一枚2500円。
申込先
ミツバチを救え!DVD製作プロジェクト実行委員会 
mail : mamkr732011@yahoo.co.jp
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by kuwakuwa39 | 2011-02-20 15:29 | シックハウス | Comments(0)
2010年 12月 09日

シンポジウムのお知らせ

ナチュラルライフは木の家で!
木のいえ設計室くわくわ

『胎児と小児発達期の化学物質暴露が成長後の健康に与える影響を考える』

日時:2010年12月11日(土) 午後1:30から3:30
場所:ラジオ日本クリエイトビル 2階会議室A
   〒231-0033
   横浜市中区長者町5丁目85番地明治生命ラジオ日本ビル1F
講師:坂部 貢先生
   医学博士 東海大学大学院医学研究科先端医科学専攻教授
        北里研究所病院臨床環境医学センター長
申し込み:045-222-0686 (FAX)
     yokohama@cssc.jp まで


とても大切なテーマです。
今、症状がないから安心、というのではなく、発病しないためには
なにが必要なのかを、きちんと知っておくことが大切だと思います。

妊娠中の方や、子育て中の方に是非聴いて頂きたいシンポジウムです。
なかなか赤ちゃんができなくて、という方が自然素材の家に暮らして
妊娠しました、というお話は、私の設計者仲間が作るお家のご家族から
報告を受けています。

食べ物と水に配慮する方は、大分進んでいるかもしれません。
でも、空気は?
もっとも多量に摂取する、空気の質を見直してほしい!!
心からそう願います。

化学物質過敏症支援センター
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by kuwakuwa39 | 2010-12-09 13:13 | シックハウス | Comments(0)
2009年 01月 09日

シックハウス#3

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シックハウスにならない家づくり
木のいえ設計室くわくわ

昨年、以前ご紹介した化学物質過敏症の方のための仮住まいがようやく見つかりました。

夏のある日、閉め切られた家にも関わらず、私達が玄関を開けた時、あまり匂いがしなかったために奥様はこの築30年の住宅を仮住まいにすることにされました。

写真は、室内の化学物質、特にホルムアルデヒドの検査をするための機器を設置した
所です。

減農薬の畳に交換するために畳をあげた所、驚く程強い匂いが家中に充満しました。
2003年にシックハウス法が施行される前の合板はもっとも少ないというF0で
さえ、ホルムアルデヒドの含有量は新規制値の10倍の含有量でした。
もしF1,F2などの合板であればさらに多いわけです。

殆どの方は、30年も経てば揮発して残留量は少なくなっていると思うでしょう。
ところが・・・。

計測結果は次のブログで。
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by kuwakuwa39 | 2009-01-09 23:26 | シックハウス | Comments(0)
2009年 01月 09日

シックハウス #2

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シックハウスにならない家づくり
木のいえ設計室くわくわ

先日、リフォームをご希望のお客様と新しく入居するかもしれない、というマンションを見て来ました。
立派なエントランス、セキュリティの行き届いた高級なランクのマンションで、
期待しながら、お部屋のドアを開けました。

実は、このお客様は化学物質過敏症(CS)の患者さんです。
奥様だけが、敏感に反応されるので、ご主人や娘さん達はお母様の状態が
理解出来ないでいます。

ドアを開いて、私の鼻に入ってきた空気は・・・。アウトでした。
以前のような、目を直撃するような鋭いものではなく、あまーい空気なので
いきなり具合が悪くはなりません。

しばらく、ご夫妻と部屋の中を見せて頂き、試しに床に座ってお話をしてみました。

奥様にとって、このマンションは20数軒目の候補物件。
この部屋ならばなんとかなるかもしれない、ということで私にお声がかかりました。

しばらく、床の上でお話をしている内に、床から発する匂いが気になり始めました。
マンションの床は、防音上の問題をクリアするために、合板のベニヤの下にクッション
材(ゴムやクッション材)が張ってあり、それを接着材でとめています。

ドアを閉めて、駅に向う道、ああ、ここもダメです。と話された彼女は悲痛な
面持ちでした。
実は、私もCSの一人です。この日、頭から、肩にかけて、重い感じがありました。

結局、そのマンションを借りることは諦め、さらに探すことを続けることにした、とお電話がありました。

私が住む事務所兼自宅は、借家ですが、自分で自由にリフォームすることが出来たので、自然素材の空間で暮しています。
遊びに出かける友人宅やお店も、そういう場所を選んでいるのか、心地良い場所ばかり。
なので、今回のようなマンションは久しぶりでした。

法律が改正されたといっても、それはホルムアルデヒドとクロルピリホスという化学物質の規制だけ。
このまま、国の無策が続けば、日本人全体が化学物質過敏症の患者だらけになってしまうかもしれません。

普通だと思っている、ビニールクロスや合板の床材など、実は企業が効率、経済性を優先させるために作り出した、工業製品です。
自分の家族の健康を守る為に、あらためて、住空間の見直しをしてみてはいかがでしょうか?

木のいえ設計室くわくわ
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by kuwakuwa39 | 2009-01-09 22:44 | シックハウス | Comments(2)
2009年 01月 04日

シックハウス #1

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シックハウスにならない家づくり
木のいえ設計室くわくわ

シックハウス、という言葉を知っていますか?
居住空間の化学物質が原因で発症する病気です。

写真はくわくわが設計をさせていただいた住宅です。
日本で伐採し薬剤を使わない無垢の杉や桧。
珪藻土や漆喰塗りの壁。
下地にも合板を使わない、日本の風土に合った素材で作られています。
化学物質の影響を知っているので、極力排除しています。

とても残念なことに今の当たり前の家はビニールクロスと合板の床張り、
ということになってしまいました。
住む人の健康よりも、経済性、効率性を優先させてしまった結果が
シックハウスを生んでしまいました。
住宅だけではなく、学校、オフィス、店舗。
どのような居住空間にも、危険は潜んでいるということ、気付いてほし
いと思います。

シックハウス法が施行されたのが2003年。
それまで、まったく野放しだった素材の化学物質にようやく規制が
かかりました。
ところが、建材に含まれる数千の化学物質の中で、防蟻剤に使用され
ていたクロルピリホスと接着剤、合板などに大量に使用されてきた
ホルムアルデヒドの二種類だけです。

換気扇を設置して、24時間の強制換気を義務づけていますが、規制
をはずれた化学物質が換気をしたところで、人体に影響が及ばないと
は言えないはずです。

信じられますか?
あれほど身体的不調を訴える人々が増え、社会問題になっているにも
関わらず、建築物に関して法律で規制されているのはこの二種類の化
学物質だけです。

これから少しずつ、シックハウスのこと、書いていきますね。
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by kuwakuwa39 | 2009-01-04 23:00 | シックハウス | Comments(0)