阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2015年 04月 19日

シラスの左官壁

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健康に暮らす家木のいえ設計室くわくわ




先日、宮崎にある左官材の工場見学に参加した。

火山灰の降り積もったシラスを利用することを考えたのは地元で育った
方の発想だったと。

珪藻土はプランクトンなどの化石が集積した地質を切り出して、熱を加えて
粘着材をプラスして作られている。


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シラスは、そもそもが高熱で焼成されたもの。切出した後、ビニールハウスで太陽熱
だけで数日乾燥をさせ、ふるいにかけて、天然の顔料(おそらくベンガラ)と石膏や石灰
、外壁材はセメントを加えてそれぞれの部所に使われる材料を作る。

とても面白い、と思ったのは製作の担い手。

見学にうかがった工場はそれほど大きな工場ではなかった。
設備投資をして大規模な工場を作ることよりも、地元の畜産家や農家さんの納屋や
物置小屋を利用してもらい、小さな工場にしてもらったということだ。

兼業で出来る作業を自宅で出来るのだから、関わる人にもメリットがあり、会社にとっても
大規模な投資をしないで、尚地元にお金が回る仕組み作りにも貢献している。

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ひとつひとつの袋には、撹拌担当したその方たちの名前が入ったはんこがおされて
出荷される。

リフォームにも、新築にも、内装にも外装にも使える、安心できる素材が九州にある。
腕の良い職人さんと、是非この壁材を使った家づくりをしたい、と思った。
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by kuwakuwa39 | 2015-04-19 14:24 | 健康に暮らす | Comments(0)
2015年 04月 06日

家づくりって面白い

おしゃれに暮らす?木のいえ設計室くわくわ




家づくりは本当に面白い。

十年程前、茨城県のある村に土地を見つけ自宅を建てようとしていた時期があった。
農地だったので、転用手続きを自分で申請するために図面を描き始めた。

そこではたと気づいたこと。

一体、私はどんな家に住みたいのだろう?と。

私はヨーロッパにみられる、数百年以上前に建てられた、古いレンガや石づくり、しっくいの壁、木の窓、草むした屋根など、写真を見てはほれぼれする。
こんな家に暮らしたい!

でも、とても残念なことに、こんな家は日本では建てることができない。
地震の多いこの国で石造りやレンガ造りの家は無理。
屋根は燃えない材料で葺かなくてはならないから、木の板などは無理。
雨が多いから木の窓は無理。

と、自動的に諦めてしまう。

結局、その時に描いた家は実現することがなかった。


3年前、阿蘇に小さな家を見つけリフォームして暮らすことを決めた。
床は杉板、壁はしっくいだが、家自体は日本家屋そのもので、外壁はまだ手つかずの
ボロ家状態。

それでも、キッチンを自作した時、こだわったのはシンクと水栓だった。
日本のメーカーの水栓は色気がない。
海外のメーカーの水栓は高すぎる。
それでも、とにかく取り付ける必要があるからオーソドックスなキッチン用水栓を購入した。
でも、なんとも取り付ける気持ちにならない。
わくわくしないのだ。

水栓でわくわく?
なにを言っているの?

と思う方はスルーしてください。

ドアの把手や鍵の形、素材。
建具の引き手や紙。
キッチンのカウンタートップ、タイル、水栓。

壁の塗り具合や混ぜるワラの量。

すべてが暮らすためにわくわくできる素材になるのだ。

ひとつひとつを吟味して、探して、なければ作ったり、ネットで探しまわったり。
時には蚤の市に出向いてみたり。

そういうことにわくわくできることも、家づくりの面白いところ。

かくして、私は価格も形もちょうどよいと思ったIKEAの陶器のシンクと、水栓に決めた。
使いやすいし、かわいらしいのが気にいっている。

キッチンはシステムキッチン、浴室はユニットバス、洗面台は洗面化粧台。
工務店、ハウスメーカーの家づくりは、カタログから選ぶ。

設計士は、本当に何が必要なのか、施主ととことん語り合う。
オリジナル洗面台もキッチンもタイルのお風呂も、そういうところから生まれてくるのだ。

あまりにも画一的な家づくり。

もっと、わくわくしませんか?

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by kuwakuwa39 | 2015-04-06 23:45 | 素敵に暮らす | Comments(0)
2015年 04月 06日

家づくり、自分で作る?ーその 2  確認申請ってなーに?

本物の木づくり木のいえ設計室くわくわ





今日は確認申請について。

日本で家を建てる場合、自治体、地域の中で建てようと思う敷地がどういう条件の
場所なのかをまずは知る必要があります。

都市計画地域、市街化区域、市街化調整区域、農業振興地域、などなど。
それからその中で、都市計画としての用途地域が分けられています。

例えば、住宅を主に建築できる地域と工場が建築できる地域では、条件が
違います。

敷地に対して、建てられる家の規模は都市計画の用途地域によって決められています。

建築基準法に基づいて、確認申請の必要な地域がほとんどです。
しかし、私が住む阿蘇郡高森町や南阿蘇村では、確認申請の必要ない地域がほとんどです。

確認申請が必要ないとしても、住宅として安全な構造を持たせることはとても大切なことです。

簡単に確認申請について。

・確認申請が必要な地域なのか?
・市街化調整区域(特別な場合をのぞき、住宅建築には別途申請が必要です。)ではないか?

いずれも、自治体建築指導課に住所を伝えれば教えてくれます。(電話でも可能)
 ちなみに高森町(一部除く)、南阿蘇村は都市計画外ということで、確認申請は必要ありません。
ただし、工事届けが必要で、その際にも工事監理者は有資格者の記名が必要です。


3)確認申請が必要な場合
・建てたい家の床面積が100m2以内、木造であれば資格がなくても提出は可能です。

・ ただし、換気計算や図面添付が必要なので比較的専門的な知識が必要です。

・ また、設計者、工事監理者は有資格者(木造建築士、1または2級建築士)の記名が必要です。
  一般的には、依頼するのが主流です。もちろん、自分で勉強して申請したい、という方ならば
  トライしてみてもよいかもしれません。

・ 確認申請を依頼する場合、面積や構造によってもちろん違いますが、30坪木造二階建て程度であ
  れば、15万円から20万円程度です。

ご自分でトライしてみますか?
ちょっと大変かもしれませんが。
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by kuwakuwa39 | 2015-04-06 23:15 | 建築 | Comments(0)