阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2015年 04月 06日

家づくり、自分で作る?ーその 2  確認申請ってなーに?

本物の木づくり木のいえ設計室くわくわ





今日は確認申請について。

日本で家を建てる場合、自治体、地域の中で建てようと思う敷地がどういう条件の
場所なのかをまずは知る必要があります。

都市計画地域、市街化区域、市街化調整区域、農業振興地域、などなど。
それからその中で、都市計画としての用途地域が分けられています。

例えば、住宅を主に建築できる地域と工場が建築できる地域では、条件が
違います。

敷地に対して、建てられる家の規模は都市計画の用途地域によって決められています。

建築基準法に基づいて、確認申請の必要な地域がほとんどです。
しかし、私が住む阿蘇郡高森町や南阿蘇村では、確認申請の必要ない地域がほとんどです。

確認申請が必要ないとしても、住宅として安全な構造を持たせることはとても大切なことです。

簡単に確認申請について。

・確認申請が必要な地域なのか?
・市街化調整区域(特別な場合をのぞき、住宅建築には別途申請が必要です。)ではないか?

いずれも、自治体建築指導課に住所を伝えれば教えてくれます。(電話でも可能)
 ちなみに高森町(一部除く)、南阿蘇村は都市計画外ということで、確認申請は必要ありません。
ただし、工事届けが必要で、その際にも工事監理者は有資格者の記名が必要です。


3)確認申請が必要な場合
・建てたい家の床面積が100m2以内、木造であれば資格がなくても提出は可能です。

・ ただし、換気計算や図面添付が必要なので比較的専門的な知識が必要です。

・ また、設計者、工事監理者は有資格者(木造建築士、1または2級建築士)の記名が必要です。
  一般的には、依頼するのが主流です。もちろん、自分で勉強して申請したい、という方ならば
  トライしてみてもよいかもしれません。

・ 確認申請を依頼する場合、面積や構造によってもちろん違いますが、30坪木造二階建て程度であ
  れば、15万円から20万円程度です。

ご自分でトライしてみますか?
ちょっと大変かもしれませんが。
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# by kuwakuwa39 | 2015-04-06 23:15 | 建築 | Comments(0)
2015年 03月 11日

3月11日 

3月11日 

人それぞれの記憶。

ラジオで聴いた追悼記念式典での19歳の女性の言葉。

津波に流され、ようやく自分は流れていたがれきにしがみついていた。
すぐそばにいて、助けを求めていたおかあさん。
傷ついて、動けず、私もなんとか助けたかった。でも思うように出来なかった。
このままでは自分も溺れてしまう、そう思った彼女は、行かないで、というおかあさんの
声を後にして、泳いで行って助かったと。

どれほどの数の方が、家族、親戚、友人、仲間を助けられなかったと悔やんでいる?
どれほどの方が、自分を責め続けている?

東日本で被災された方たちの心の奥に、ずっと潜んでいるその気持ちはきっと
自分の生がつきるまで、消えることがないと思う。

想像することが出来ない。
私には。

たった4年前、この国で起きたこと。

亡くなられた方、ご遺族の方たちの魂が安らげることを祈りたいと思います。
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# by kuwakuwa39 | 2015-03-11 22:17 | ひとりごと | Comments(0)
2015年 03月 05日

26歳の建築家が過去から今問いかけてくる

健康に暮らす家木のいえ設計室くわくわ




カンボジアに住む友人と、最近よく話をする。

今時はスカイプで何時間でも話ができるから、遠い所にいる気がしないほどに
お互いの現状を知っていたりもする。

その友人は東京のある紅茶専門店で出会ってからすでに40数年のおつきあいになる。
お互いに結婚をし、子どもを育て、60歳を過ぎて尚、建築の仕事に関わっている。

私が建築の仕事をはじめたのは30代後半だったけれど、彼は大学で建築を学び、
26歳で一級建築士となり、30代で故郷に戻ってから長く設計事務所を経営していた。

木造の美しい家を設計してきた。
架構の美しい図書館を設計し、賞も受賞した。

そんな力のある設計者だった彼は、日本での仕事に区切りをつけ、縁のあった
カンボジアで仕事を始めたのが5年前になる。

彼が20代の頃に書いた、建築に関する論文を読み返す。
建築、というより生、についての考察が記されているように思える。

自分がどういう生き方をしたいのか、どんな空間をイメージして建築に関わるのか。

ただ、建物を建てることを目指すのではない。
生き方としての建築はどうあってほしいのか。

今、家作りに関わる人間のどれくらいの人がこの大切なことに心砕き、設計を
しているだろう。

私自身を内省しながら、改めて彼の論文をまた読み込んでみたい、と思っている。

梵建築工房



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# by kuwakuwa39 | 2015-03-05 22:46 | 建築 | Comments(0)
2015年 03月 04日

家づくり、自分で作る?ーその1 土地のこと

阿蘇では、古家も、古民家も新築も、自分たちで施工する方がいます。
もちろん、日本中でこの動きは広がっていると言えるかもしれません。

私の友人が暮らす笠間市には、基礎から建前、内装、すべてをセルフビルドで建てた女性たちもいます。
やればできる、のです。
ただし、彼らは職業が大工や木工家ですが。


ご夫婦でビニールハウスに暮らしながら、何年もかけて、ご自分たちが納得できる家づくりを進めてい
る方もおられました。
基礎など、型枠からこだわっていて、それは美しい仕上がりでした。


そこで、セルフビルドについて、順を追って少し書いてみようと思います。


○土地について

1)農地の場合
・農地の場合には、各自治体にある農業委員会に、農地転用申請をしなくてはなりません。
 (農業振興地域以外でしたら、比較的簡単に転用は可能になっているようです。)

農地転用に関する会議は隔月、毎月、など自治体によって締め切りの日にちも決まっている
ので、まずは農業委員会に相談してみてはいかがでしょうか?

(新規就農を希望する方も、農業委員会では後継者がいない方から田畑の利用についての
相談を受けている場合もあり、田畑として利用したい場合にも行ってみてはどうかと思います。)


書類などがそろえば、農地転用も自分で行うことができます。
測量が必要な場合には、やはり専門家に依頼する方が安心です。

・土地家屋調査士
・行政書士
・建築家
申請は可能です。

農地転用するためには、家の図面も必要です。
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# by kuwakuwa39 | 2015-03-04 23:11 | 建築 | Comments(0)
2015年 03月 02日

リフォ−ムで出来ること

本物の木でリフォーム木のいえ設計室くわくわ




あるお宅のリフォームをお受けした際、解体して分かったことがあまりにも驚くべき
ことだったので書いてみたい。

お借りした図面。
きちんとした製図の中には設計者の意図が反映されていて、これならば構造などに
問題はない、と判断して解体を始めた。

入っているはずの筋交いがない。
換気扇をいれるために筋交いが切られている。
入っているはずの床下の断熱材は一切、一カ所も入っていない。
床板の下にあるはずの合板は張られていない。(だから、素足で床に立つことができない
ほど冷たかったわけだ。)
などなど。

設計者がいれば、当然工事監理を資格者が行うことになる。
工務店や大工は、工事監理を受けることで緊張感と図面に忠実な施工をしなくてはならない。

ところが、熊本では工事監理者が工務店内部で行うことが当たり前のようで、このお宅でも
設計者の監理は入っていなかった、と言う。

むかし、東京での現場で、床下をみると、コーヒーの空き缶がごろごろ転がっていたり、木材の
かけらがそのままになっていたり、ひどい現場も相当みてきた。

家は人の「気」で出来ている。

木材や建材だけで出来ている訳ではない。

やっつけ仕事で終えた家。
低価格で請け負った大工が建てた家。
急がされて作った家。
文句をいいながら建てられた家。

残念ながら、高度成長期の家にはそういう家が多かった。
家に罪はないけれど、もしリフォームやリノベーションで関わることになるとしたら、
今度は幸せな家にしてあげたいな、と思う。

作る人にも、住む人にも心地よいと思えるような家。

30年経った家も、リフォームで生き返るのです。
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# by kuwakuwa39 | 2015-03-02 23:28 | 建築 | Comments(0)
2015年 03月 02日

リフォ−ムで出来ること

本物の木でリフォーム木のいえ設計室くわくわ




あるお宅のリフォームをお受けした際、解体して分かったことがあまりにも驚くべき
ことだったので書いてみたい。

お借りした図面。
きちんとした製図の中には設計者の意図が反映されていて、これならば構造などに
問題はない、と判断して解体を始めた。

入っているはずの筋交いがない。
換気扇をいれるために筋交いが切られている。
入っているはずの床下の断熱材は一切、一カ所も入っていない。
床板の下にあるはずの合板は張られていない。(だから、素足で床に立つことができない
ほど冷たかったわけだ。)
などなど。

設計者がいれば、当然工事監理を資格者が行うことになる。
工務店や大工は、工事監理を受けることで緊張感と図面に忠実な施工をしなくてはならない。

ところが、熊本では工事監理者が工務店内部で行うことが当たり前のようで、このお宅でも
設計者の監理は入っていなかった、と言う。

むかし、東京での現場で、床下をみると、コーヒーの空き缶がごろごろ転がっていたり、木材の
かけらがそのままになっていたり、ひどい現場も相当みてきた。

家は人の「気」で出来ている。

木材や建材だけで出来ている訳ではない。

やっつけ仕事で終えた家。
低価格で請け負った大工が建てた家。
急がされて作った家。
文句をいいながら建てられた家。

残念ながら、高度成長期の家にはそういう家が多かった。
家に罪はないけれど、もしリフォームやリノベーションで関わることになるとしたら、
今度は幸せな家にしてあげたいな、と思う。

作る人にも、住む人にも心地よいと思えるような家。

30年経った家も、リフォームで生き返るのです。
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# by kuwakuwa39 | 2015-03-02 23:27 | 建築 | Comments(0)
2015年 02月 27日

高断熱する家は健康的?

しばらく前は、高機密、高断熱、という言葉が建築業界を駆け巡った。

現在は断熱の話はするが、高機密、というより通気を止める、というような
言い方に変わっている気がする。

今、国がしきりにすすめている省エネルギー住宅エコポイントを使うための
住宅は、サッシも断熱材も2ランクも上げないと認められない。

グレードを上げて、補助がもらえるなら施主にとってもいいことづくめのように
見える。
でも、ほんと?

本当に施主のためを考えた制度なのか?

国がすすめている平成25年度の省エネルギー住宅の目標値はかなり高い。
そのためにしなければならないことは多い。
大規模な建築物にはすでに計算の義務もあり、これまで以上に確認申請が煩雑に
なった。

2030年には小規模な戸建住宅にもそれを義務づけることになるらしい。

大手のハウスメーカーや力のある中規模の工務店などは様々なことにも対応ができる
だろうけれど、1人親方や小規模な工務店などはますます仕事がしにくくなる。

とくに、伝統的構法で家作りをしている関係者には、この新基準は不評だ。
昔ながらの独立基礎の家を建てる際、構造計算を提出しないともちろん許可はおり
ないし、省エネ新基準の計算は計算自体がむずかしいと思う。
(現在、専門家達の有識者が検討をしている、というけれど。)

自然素材や安全な素材を使って、家を作ることがどんどんむずかしい流れを諸手を
上げて歓迎するのはいかがなもの?

すきま風の通る、寒い家が良い!とはもちろん思っていない。
でも、燃えれば猛毒の出る断熱材をぎっしり詰めている家は安心なの?

燃えない断熱材の工場で魅せてもらった実験では、断熱材は比較的低い温度で
燃えるか溶ける。その匂いは強烈だった。

消防関係者の話では、火事で亡くなる多くの方は、毒ガスを吸って意識を失い
逃げ後れたために焼死するという。

高性能の窓ガラスも使い方を間違えば、折角の冬の日射しと熱を家にいれられない
ことになる。

なんでもやみくもに取り入れる前に、一度たちどまって考えてみてはどうだろう?


私は今、そう思っている。

本物の木の家木のいえ設計室くわくわ



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# by kuwakuwa39 | 2015-02-27 23:09 | 建築 | Comments(0)
2015年 02月 25日

奇跡の杉

「奇跡の杉」
船瀬 俊介著

この本を読んだことはありますか?

先日お会いした、伊藤好則さんが愛してやまない杉のことについて
書かれています。

伊藤さんの杉とのご縁は、伊藤 好則さんのご著書
「樹と人に無駄な年輪はなかった」
を読んで頂きたい。

伊藤さんと同じ位、杉に魅せられた人がいます。

埼玉県狭山市で加藤木材を営む加藤さんです。

加藤さんとの出会いも、天然住宅立ち上げの頃でした。
ものすごい乾燥機を作った人がいる。
そう聞きつけて、板橋の伊藤さんの事務所を
訪ねたのはもう6年程前のことになります。

日本の杉の山をなんとかしなくて
という気持ちで、模索中だった加藤さんが、伊藤さんの開発した愛工房の
中の黒芯の杉の板を見て、ただでさえ大きな目をさらに見開き、言葉を失くして
いたことを、今でも思い出します。

ホームページには、加藤さんの杉への「愛」が詰まっています。
加藤木材




愛工房で、杉の芯である黒い部分、赤い部分を乾燥させた時、その木は杉本来の
精油が豊富な艶のある美しい板になります。
加藤さんは、これらのなかなか乾燥の難しい素材が愛工房に入るとすばらしい素材に
なることが半信半疑だったと言います。

なぜそんなに早く乾燥するのか?
低温であるにもかかわらず?
なぜ角材は内側から乾燥するのか?

伊藤さんの分析、実測結果、データを、加藤さんなりの仮説で解いてみたり。
そうして、愛工房で乾燥した杉を「香杉」として販売することになった訳です。

お二人ともに、愛工房に抱かれた杉の木たちが、乾燥された他のものとは違う力を持って
いることを伝えます。

ではそれはどういうことなのでしょうか?

私は大工、設計者として家の空気質にとてもこだわってきました。
そして、埼玉で伐採された杉、関東近県の木材を出来るだけ使うようにしてきました。
肌に優しく、心に柔らかな無垢の国産の木材を使わせていただいてきました。

その中でも、杉の木は構造だけではなく、内装材として壁、床、天井、と使ってきました。

東京のマンションのリフォームのご依頼をいただいた時、加藤さんに工事を依頼して、
愛工房の杉を使ってのリフォームをお勧めすることにしました。

お体の弱かったお嬢さんが、少しでも元気になっていただきたかったからでした。

テーブルや家具も加藤さんにお願いして、香杉で作ってもらいました。
毎日肌に触れるものだから、本当に良いものをと。

当時、うかがったお話では、お嬢さんの状態が今までと違うということでした。
状態が上向いている、と。
お仕事をさせていただいて、こういうご報告をいただくことが一番うれしい。

それは子どもたちでも、ご高齢の方でも同じです。

なぜ体調が良くなるのでしょう?

愛工房の乾燥室に入ると、まず呼吸がとても楽になります。
杉の香りがすーーっと肺に入ります。
鼻腔が広がる、という感じもあります。
一緒に乾燥室にいる杉の木たちが、愛工房の中で気持ち良く過ごすのと同じように
人間もその恩恵に浸っている感じ。

杉そのものが放つ成分なのでしょうか?
乾燥室の中に秘密があるのでしょうか?

サラサラの汗が出る。ということも不思議でした。
岩盤浴をすると、同じようにサラサラの汗が出ますね。
身体に無理のない水分の移動が、暑くてかく汗とは違うものになっているのでしょうか?
成分の分析をしてみたら、面白い結果が分かるのかもしれません。

生命のあるものに触れると人は元気になります。
無理なく、嘘なく、自然に。
だから、森林浴をしたり、木に抱きついたりしたくなるのでしょう。

我が家は、宮崎の諸塚村の杉の木を頂き、床に張っています。
壁には漆喰を塗っています。
熊本に移り住んで、風邪をひいたのは2回。
あとは元気に暮らしています。
生きている木のおかげでしょうか?

もっと木を。もっと杉を。

山も元気に、人も元気に。

大切な日本の財産です。
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# by kuwakuwa39 | 2015-02-25 22:42 | 健康に暮らす | Comments(0)
2015年 02月 23日

本物

今日、およそ5年ぶりくらいに大切な方とお会いした。

この方は、東京板橋に自らが開発された木の乾燥釜を公開して、沢山の人々に
杉の木の素晴らしさを伝えている伝道師だ。

愛工房の伊藤さん。
愛工房


私が天然住宅立ち上げのお手伝いとして参加したころ、紹介いただいた方だ。

愛工房の乾燥釜は、45℃。
一般の人口乾燥釜では通常100℃を越える高温で一気に乾燥をかける。
もちろん、効率が一番だから。

そして、力のない繊維細胞がぼろぼろになった、カスカスの素材になってしまう。
乾燥釜を持つ製材所に行くと、釜の外部に黒いドロドロの液体が流れているのを
みることになる。これは、樹皮(タール)。本来、木の中に閉じ込められているはず
のものを無理矢理に引き出してしまうのだから、杉の木の素晴らしさの半分は
失っている。

愛工房の釜は、低温で中に人間が入って、さながらサウナのような状態でしばし
過ごす、というイベントを開催してくださる。
アトピー、ガン、精神疾患、不眠、などなど数え上げればきりがないほど、改善した
という体験談も聴く。ただし、効果があります、と決して謳ってはいない。

私も参加した体験者として、本当に不思議な空間だった。
一般のサウナに私は10分といることができない。
熱さと息苦しさとあの密室状態に却って、ストレスを感じてしまうからだ。

でも、この釜の中では鼻腔が開き、肺の中に入る空気質が杉の成分を含むから
だろう、本当に気持ちがよいのだ。

日本には、古来、味噌、醤油、酒、経木など、食品を保管するために杉は使われて
きた。それは抗菌作用が強く、カビなども発生しにくいということだった。
プラスティック製品に押されて、杉の容器は使われる場がとても狭くなってしまった
けれど、昔からの知恵は今なお、生き続けている程に、すばらしい素材だった。

伊藤さんとお会いしたのはお昼。
そしてお別れしたのは6時。
ずっと、杉やミツバチや人としての話をしてくださった。

東京にいると、どうしてもお忙しい中でのお話なので出来なかったようなことも
今日はじっくりとお話することができたのだ。

幸せな時間だった。

伊藤さんは、60歳からが本当の人生、と本に書かれている。
熊本に来て、設計者としての自分をなかなか認識していただけないことに
落胆し、諦めかけていた私は、伊藤さんから何を言ってるの!と叱咤されてしまった。

本当に良いものをお渡ししたい。
人が子どもたちが、元気に健康に安心して暮らして行ける家を設計者として
お渡しして行きたい。

心からそう思った。

仕事をするためではない。
本物を知っていただくため、本物の木の家に暮らしていただくためだ。

住む人主導の家づくりを実現すること。
業者の思惑に振り回されない家づくりを実現すること。

そのためにこそ、設計者は存在している。

私は設計者。
工務店ではない。

そこに住む方の代弁者として、ベストな方法を提案し、工事を監理する。

私は設計者。
そんな私とご縁のある方が、きっと熊本の地にもいらっしゃる。

諦めることをしない、伊藤さんの言葉に私は設計の仕事を始めたころの
初心を思い出した。

良い家に住んでいただきたい。
子どもたちが健康に育ってほしいから。と。


伊藤 好則さんのご著書
「樹と人に無駄な年輪はなかった」
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# by kuwakuwa39 | 2015-02-23 19:48 | 建築 | Comments(0)
2014年 10月 11日

阿蘇ぐらしの訳ーその2

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高森峠からの夕焼け

自然素材の家づくり木のいえ設計室くわくわ


阿蘇はご存知のように活火山です。
中岳からはもくもくと、噴煙があがっています。

おかげで、北に南に西に東に沢山の温泉があります。

南阿蘇村で、特に人気のある温泉に地獄温泉があります。
掛け流し、硫黄成分、本物の掛け流しの温泉です。

もっとも身体によい、とされているのが露天のすずめの湯。
通常は混浴なのでもっぱら男性が占領していますが、夜の8時半から9時半の1時間は
女性専用タイムです。

地獄温泉には昔ながらの湯治場、旅館もあります。
http://jigoku-onsen.co.jp/onsen/

温泉は、身体の血流をよくし代謝を促すことで、体内の毒素を排出する手助けをして
くれるということです。

東京で働く娘が熊本にくると、必ず一緒に行くのはこの温泉です。

高森町には露天の景色が最高の月廻り温泉。
町直営の高森温泉館があります。

南阿蘇村には、瑠璃温泉、ウィナス、四季の森温泉、木の香湯等々、ほとんどが
入浴料金300円で1日、楽しむことができます。

温泉は阿蘇ぐらしの決断の理由ではなかったのですが、結果としてうれしい環境です。

熊本に来てくれる友人たちを連れて行くのが楽しみなのです。
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# by kuwakuwa39 | 2014-10-11 23:21 | 健康に暮らす | Comments(0)