阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2014年 10月 02日

古民家、古家、借りる?買う?

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高森町にある古民家を改修したカフェ「里の駅たにやま」

古民家改修、古家診断いたします。木のいえ設計室くわくわ




日本には、築100年を越える昔ながらの美しい建物が残っています。
欧米では、大切にリノベーションを施して、躯体はそのままに、修理をし、インテリアを
変えることで、自分らしい住宅として生まれ変わらせる、というのが普通に行われてき
ました。


だから、ヨーロッパに行くと木造も石造りも築200〜300年などという住宅が、今も現役で
その美しい景観を保っています。


地震が多い日本では、木造の庶民の住宅は現存しにくかったのかもしれません。

豪農、地主、商家、武家屋敷、神社、仏閣。
特別な力を持つ人々の家だけが、今も残っているのかもしれません。
それは、使われている材料がまったく違っているからです。
大黒柱、土台、基礎(コンクリートではなく)。
当時でも力がある者だけが許される立派な材料が使われています。


木や漆喰で覆われた外壁も、軒を出すことで守り、時がくれば交換、補修することで
長い時間を越えてきました。


阿蘇にもいくつかのいわゆる古民家が残っています。
でも、残念なことにその多くは傾き、腐り、崩壊を待っているようなものも見られます。
全国に広がった大手ハウスメーカーの家が文化的で快適、という考え方が残念なこ
とに主流のようにも思えます。


高森の知人は、そういう家を改修し、立派なカフェに作り替えて営業をしています。
移住者の多くがお世話になったゲストハウスも、いわゆる古民家、というよりは古い家
古家(ふるや)ですが、オーナーさんのセンスでとてもすてきな空間になっています。


また友人の一人は立派な古民家を家族で少しずつ手をいれ、家族と訪問者が快適
に暮らせるように、修理、改修を手がけています。
お邪魔するたびに新しいトライをみせていただけるのが楽しみです。
囲炉裏も、キッチンストーブも手作り。
トイレだってお父さんの手作りです。


311以降の移住者たちは、色々な住まい方をしています。


古家を借りて暮らしている方。
土地を買い、新築して暮らしている方。
現在建築中の方。
その多くが、自ら工事に参加、施工を頑張っています。
アパートで暮らしている方も。


昔の日本人は、農業をしながら、大工も左官も茅葺きも自分たちが仲間と
行っていました。
阿蘇ではまさしく、そういう状況が繰り広げられているのかもしれません。

古民家、古家を購入するか、借りるか、それによって気をつけるべき所は変わってきます。

崖崩れの可能性はないか?
築何年くらいなのか?
シロアリの食害はどれくらいか?
構造の状態はどうなの?
屋根、雨漏りはないか?


価格だけでつい判断してしまいそうですが、最低限、それくらいはチェックしてください。
売値が安くても補修、修理に以外とお金がかかることもあります。

借りる場合は、そのままの状態で暮らせる家なのか?

とくに、水回りはきちんとしたチェックが必要です。
冬期の凍結は死活問題です。


私が初めて借りた家は水道管の修理にお金がかかる、と言われ、一時的に暮らす家に
出費したくなかったので、湧水から水を汲んで、暮らしていました。(阿蘇ならでは)
給湯器もついていなくて、自分でつけてください、と言われていましたが、それも
やめました。
お風呂は温泉がなんせ300円で入れます。
プロパンの高い地域なので一人暮らしは温泉の方が安い。


キッチンで料理が思うように出来なかったので、食堂やカフェに1日1回でかけ
ていたおかげで、地元のお知り合いも増えました。

現在の私は、売り地についていた古家を自分で改修して暮らしています。
いまだ工事途中のままです。

内部はなんとか暮らせるようになっていますが、外部は手つかず。
玄関、なんとかしなくては、と思いながらすでに2年が経って・・・。

また冬がやってきてしまいます。
ああ、まにあうか!!
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by kuwakuwa39 | 2014-10-02 13:21 | 快適にくらす | Comments(0)


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