阿蘇ぐらし・熊本ぐらし  by 木のいえ設計室くわくわ

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2010年 02月 05日

栃木の杉の板

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国産無垢材の家づくり
木のいえ設計室くわくわ

今回のお家の天井板と壁には、栃木県の杉の板を使いました。
工場をお訪ねした時の益子林業さんの印象や、社長さんの心意気に共感しただけではなく、材料の良さに感激しました。

終戦当時、お祖父様はなんとかこの荒廃した日本の役に立ちたいと、材木商を初めたそうです。
今の社長さんで3代目になるとのこと。

栃木の八溝杉は、昔吉野や秋田杉と同じようなブランドの杉として通用する、質の良い杉で有名だったのですが、安い外材に押されて、その木材の本来の良さを伝え続けられることなく今ではなかなかその存在を知る人も少なくなってしまった、ということです。

私も実際に森を案内していただいて、その木材の素晴らしいことに初めて気付かされました。

益子さんは、地元の山主さんを説得して、伐採した木材を山で葉枯らしして出荷することも手がけています。

葉枯らし材は、時間をかけて木が水分を身体の外に放出するために、構造材として一段上の性能を持つ木材を作ることが出来るそうです。経済性を考えると、すぐに山から下ろし、高温乾燥で市場に出荷する方が効率が良いため、今では殆どの木は切り旬(11月から3月頃)など無視され、高温で乾燥されて、細胞が壊れてしまった粘りのない木材になって市場に出て行く事になってしまうそうです。
こんな所にも、益子さんの木に対する真剣さを感じました。

埼玉なら埼玉の木を、東京なら東京の山の木を使うことが出来れば一番身近な山へ貢献出来るのだと思いますが、真剣に林業に取り組み、良い材料を提供してくださるとしたら、栃木の山の木も同じ日本だ!と私は思っています。
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by kuwakuwa39 | 2010-02-05 21:40 | 建築 | Comments(0)


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